2013年の大納会となった30日の東京株式市場は、9営業日続伸した。日経平均株価の終値は、前週末比112円37銭高の1万6291円31銭となった。
昨年の大納会終値と比べると、5896円高となり、56.7%もハネ上がった。また大納会終値としては、2006年(1万7225円)以来、7年ぶりの高値水準となった。
この日の取引時間中の高値は141円高の1万6320円と、1万6300円台を回復し、年初来高値を更新。2007年11月7日以来、6年2カ月ぶりの高値水準とした。終値ベースでは同年11月2日(1万6517円)以来の高値水準。
円相場が対ドルで105円台が続くなど円安進行がプラス材料になる一方、連騰を警戒して利益確定売りの動きも拡大。綱引きとなった。午前に一時1万6200円を割り込む場面もあったが、午後に一段高となった。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、前週末比12.22ポイント高の1302.29。出来高は概算で29億1016万株。売買代金は2兆2099億円と大商いだった。東証1部銘柄の騰落は値上がり1492、値下がり217、変わらず67。この日は東証1部銘柄のうち10%超の197銘柄が一時年初来高値をつけた。