このため、新人を次世代ゲームの制作チームに組み込むためには、一定期間の研修を受けさせなければならないというのだ。
その中で中国美術学院のネットゲーム学科の卒業生は人気が高い。
倪副主任は「毎年、網易や騰訊(テンセント)といった会社のゲーム部門から求人があり、網易はグラフィック担当者50人余りのうち、同学科の卒業生が半分を占める」と明かす。新人社員の月給は、2Dグラフィックを担当しても8000元(約12万8300円)に上るという。
オンラインゲーム技術者の給与はIT業界全体の平均を20~25%上回っており、倪副主任によると、テンセントのオンラインゲームチームで働く卒業生は40万元に上るボーナスをもらっている。
好待遇にもかかわらず人材が不足する理由について、専門家は「中国の教育現場ではクリエーティブ産業への理解が不足しており、技術者を養成する学校が増えてはいても、授業内容、設備ともに十分とはいえず、教師の能力不足も否めない」と指摘する。卒業生は質、量ともに市場の需要を満たしていないのが現状だ。(今日早報=中国新聞社)
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★=金へんに成