中国美術学院メディア・アニメ学院ネットゲーム学科の倪●(げいひん)副主任も「アンドロイド端末向けのゾンビシューティングゲームはダウンロード数が9万件を超え、日本のパズル&ドラゴンズは1カ月で1億2000万ドル(約117億8160万円)の営業収入を上げた」との例を挙げて、「ゲーム産業はアニメとは異なり、即効性のある経済効果が期待できる」と強調する。
急成長が続くオンラインゲーム業界では、やみくもに業務を拡大していた各社がここにきて高品質化にかじを切り始めており、その収益性に株式市場も一目置いている。
3~5年で60万人
だが、市場が成長する一方で人材不足は深刻化しており、今後3~5年で60万人ほどの不足が見込まれるという。これは、毎年50%の高成長を続けている中国のゲーム産業の阻害要因となりかねない。
盛世天娯デジタル科技の創始者、王★★氏は「ゲーム会社が必要とするゲームグラフィックデザイナーやキャラクターデザイナー、ゲームクリエーター、3D(3次元)マルチメディアデザイナーなどの人材は、国内の教育機関のほとんどで、満足のいく人材が育っていない」と指摘。