また、アフリカの市場性あるマーケットには中国や韓国、欧米の競合企業が存在感を示している。官民ともに出遅れ気味とも取れる日本にとっては強敵だ。
次の10年、最後の巨大市場であるアフリカの恩恵を最も受ける国はどこなのか。一つだけ言えることは、官民一体となった取り組みに成功した国が、アフリカに最も必要とされるであろうということだ。(隔週掲載)
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【執筆者紹介】
森辺一樹(もりべ かずき)
2002年に新興国市場の調査会社ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)を創業。現会長。13年には新たにグローバル・マーケティング講座の運営会社としてスパイダー・グループを創業し代表に就任。1000社を超える企業に対して新興国展開支援の実績を持つ。海外市場開拓コンサルタントの第一人者として活躍中。
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森辺氏のツイッターは @kazukimoribe