英名物「ブラックキャブ」 中国企業が買収…その真の狙いは何? (1/2ページ)

2013.2.3 19:36

ロンドンのタクシー「ブラックキャブ」=昨年7月(門井聡撮影)

ロンドンのタクシー「ブラックキャブ」=昨年7月(門井聡撮影)【拡大】

 【ロンドン=内藤泰朗】英国名物の黒塗りタクシー「ブラックキャブ」を製造し、昨年秋に経営破綻した英マンガニーズ・ブロンズ社を中国自動車大手、吉利汽車が買収することになった。将来性がない英自動車メーカーを買収した中国企業の真の狙いは何かが最大の関心事になっている。

 吉利汽車は1日、マンガニーズ・ブロンズ社の買収で同社管財人と合意したと発表した。それによると、買収額は1100万ポンド(約16億円)。吉利汽車が新たに英子会社を設立し、マンガニーズ・ブロンズ社を買収。英中部の同社工場での車両製造は継続し、輸出にも力を入れていくとしている。ロンドンのジョンソン市長は同日、買収を歓迎した。

 1899年創設の伝統あるマンガニーズ・ブロンズ社は1948年から「ブラックキャブ」の製造を開始し、年間平均2700台、累計で10万台以上を製造。「ブラックキャブ」はロンドンのタクシーの代名詞にもなってきた。

翌07年から同社は赤字経営を続けている

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