TPP承認案、9日の参院本会議で採決し成立へ
参院環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)特別委員会は8日の理事懇談会で、TPP承認案と関連法案を9日に採決することを決めた。与党などの賛成多数で可決された後に参院本会議に緊急上程され、可決、成立する運びだ。
承認案は憲法の規定により、参院の議決がない場合でも衆院通過から30日後に成立する「30日ルール」が適用される。TPP承認案は11月10日に衆院を通過しており、今月9日に自然成立する。
自民党は理事懇で9日の特別委での採決を提案したが、民進党などが反対したため、林芳正委員長(自民)の職権で採決を決めた。民進、共産両党などは本会議に出席した上で反対する。
安倍晋三首相は8日の参院TPP特別委に出席し、「21世紀型の模範となるルールを作っていくところに意義がある」と強調した。
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