トランプ氏は小泉元首相にソックリ? 石破氏が分析「違う顔見せるのでは」
米大統領選自民党の石破茂前地方創生担当相は9日夜のBSジャパン番組で、米大統領選で当選を決めた共和党のドナルド・トランプ氏について、「自民党をぶっ壊す」と訴えて首相(党総裁)に就任した小泉純一郎氏になぞらえ、「当選するために見せる顔と当選してから見せる顔は違うのかもしれない」と語った。
トランプ氏は選挙期間中、数々の暴言と誹謗(ひぼう)中傷を繰り返してきたが、石破氏は「大統領になるまでは常識に反しても耳目を集めて人気を上げていくトランプを演じていたと思う」と分析。当選が確実となった後の最初の演説で穏当な発言に終始したことを挙げ、「大統領になったからには、多くの米国民に支持されるトランプを演じるということだろう」と語った。
さらに「例えはちょっと妙かもしれないが…」と前置きした上で、小泉氏が平成13年の総裁選に挑戦したときの状況を説明。「(自民党の)国会議員の大半は小泉さんを支持しなかったが、一般の世論はものすごく支持した。小泉さんが(首相に)なったら、『変人』と言われながら多くの国民に支えられ、反小泉と言っていた議員もなびいていった」と述べ、トランプ氏と小泉氏を重ね合わせた。
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