【牧野直子の健康ごはん】
2016年、最初の連載になります。今年もよろしくお願いします。
さて、今日は正月7日。無病息災を願って七草がゆを食べる日でもあります。最近では、春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)がセットになったものが八百屋やスーパーなどで売られています。これらを刻んでおかゆに炊き込んだものが七草がゆです。
かゆは年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎをいたわるともいわれます。確かに三が日を過ぎると、あっさりとした薄味の料理が恋しくなりませんか? また、しょうゆ味の和風料理が多いので洋食が食べたくなりませんか? そこで、今回の一品は洋風がゆ(リゾット)です。
菜の花は七草のナズナやスズナ、スズシロと同じアブラナ科の野菜。この時期ならではの青菜です。緑黄色野菜なのでβカロテンが豊富。ビタミンC、鉄やカルシウム、食物繊維なども多く含まれる栄養価の高い野菜です。
βカロテン、ビタミンCは風邪をひきにくくするのに必須です。鉄や葉酸は貧血予防に働きます。カルシウムは骨を丈夫にするミネラルですが、精神の安定にも効果があります。