サイトマップ RSS

料理が苦痛でなくなるために 幅允孝 (2/5ページ)

2015.6.9 16:45

「長尾智子の毎日を変える料理」(柴田書店、1944円、提供写真)

「長尾智子の毎日を変える料理」(柴田書店、1944円、提供写真)【拡大】

  • 「長野智子の料理1、2、3」(暮しの手帖社、1512円、提供写真)
  • 「あなたの料理がいちばんおいしい」(長野智子著/KADOKAWA、1620円、提供写真)
  • 【本の話をしよう】ブックディレクター、幅允孝(はば・よしたか)さん(山下亮一さん撮影、提供写真)

 調理者との程よい距離感

 そんな僕が偶然手に取った本が『長尾智子の毎日を変える料理』だった。ぱらぱらと数ページをめくり、まえがきも飛ばして1章のタイトルが目に入ったのだが、「おいしい酒の肴は、毎日のおかずに、明日のお弁当にも」と書いてあった。おや、この人は酒呑みにも優しい人なのだろうか? 仲間だろうか? それが僕の第一印象だった。

 実際の彼女は呑兵衛ということもなく、ちびりちびりと一杯程度ということが『長尾智子の料理1、2、3』というエッセーを読んで明らかになったのだが、なにせ「酒に合うものを作ると、たいてい、おかずにしてもおいしい」といってくれる人だ。勝手にシンパシーを感じ、試しにと彼女のレシピにある酒のつまみを試してみた。月に1、2回くらいだけれど。

 まずは「おつまみとおかず」の1章から、「トマトとパプリカの目玉焼き」や「たらのスクランブルエッグ」に挑戦。すると、挑戦と書いたものの何ともあっけなく簡単に酒の肴ができてしまった。しかも、うまい。自分でつくった料理というのは悪くないものだ。存外うまく進んだことにすっかり調子をよくした僕は、いくつかのレシピを続けてためしてみた(僕は「たこのスモーク風味」が十八番になりました。結局、肴ばかりですね)。

「手開き」が必要になる「いわしのレモンマリネ」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ