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【佐藤優の地球を斬る】露挑発するウクライナ政権 日本は距離を (1/3ページ)

2015.6.7 10:30

ウクライナ南部オデッサ州知事に任命され、住民と握手するミハイル・サーカシビリ氏(中央)とペトロ・ポロシェンコ大統領(左)=2015年5月30日、ウクライナ・オデッサ(ロイター)

ウクライナ南部オデッサ州知事に任命され、住民と握手するミハイル・サーカシビリ氏(中央)とペトロ・ポロシェンコ大統領(左)=2015年5月30日、ウクライナ・オデッサ(ロイター)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 ウクライナのポロシェンコ政権は、ロシアとの関係を改善する意思がないようだ。それは、5月30日、オデッサ州知事にジョージア(グルジア)のサーカシビリ前大統領を任命したことからも明らかだ。

 オデッサ州知事に急先鋒

 <【モスクワ=遠藤良介】ウクライナのポロシェンコ大統領は30日、ジョージア(グルジア)前大統領のサーカシビリ氏にウクライナ国籍を付与し、同氏を南部オデッサ州の知事に任命する大統領令に署名した。

 オデッサ州では親ロシア派が根強く、ポロシェンコ政権は反露姿勢の鮮明なサーカシビリ氏の起用で抑え込みを図る狙いとみられる。ただ、外国の元国家指導者を地方首長に据える異例の人事には、現地の親露派だけでなく、親政権派からの反発を予測する見方もある。

 サーカシビリ氏は2004~13年にジョージア大統領を務めた。急進的親欧米派として汚職対策などを評価された一方、08年のロシアとの軍事衝突では開戦責任を問う声が出た。

 ジョージアでは職権乱用罪などで訴追されており、事実上の国外亡命中。今年2月からポロシェンコ大統領の顧問を務めていた>

ロシア系住民の多いオデッサ州で“挑発”行動

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