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“ハイヒール大論争”女優ら激怒 カンヌ映画祭、フラット靴入場拒否めぐり (1/3ページ)

2015.5.21 10:00

  • カンヌ国際映画祭の上映会で、女優たちはハイヒールを履いてレッドカーペットを闊歩する。だが、「強要」は許さない=2015年5月15日、フランス・カンヌ(ロイター)
  • カンヌ国際映画祭の上映会で、女優たちはハイヒールを履いてレッドカーペットを闊歩する。だが、「強要」は許されない=2015年5月15日、フランス・カンヌ(AP)

 「女性は正装でハイヒールを履かなければならないのか」。南フランスで開催中の第68回カンヌ国際映画祭で起きた“事件”をきっかけに、女性の足元をめぐる大論争が巻き起こっている。

 かかとが平らな靴を履いていた女性が「レッドカーペットを歩くときはハイヒールで」というドレスコード(服装規定)を理由に上映会への入場を拒否されたと芸能メディアが報道。これに対し、映画祭に参加している女優らが激怒し、「ハイヒールを脱ごう」と呼びかけたり、平らな靴を履いてレッドカーペットを闊歩(かっぽ)したりと、杓子(しゃくし)定規で時代錯誤の対応に抗議する事態となっている。

 責任者「根拠ない噂」

 発端は映画情報サイト、スクリーンデイリーの19日の記事。目撃者の証言として、17日に行われた同性愛をテーマとした「キャロル」の上映会に出席しようとした50代の女性グループが、「ふさわしい靴に履き替えてくるように」と係員に言われ、入場を拒否されたと伝えた。脚が不自由で平らな靴を履いていた女性もいたという。カンヌ関係者が「この手のトラブルは何度かあった」と語り事実を認めたとも報じた。

これを受け、急死した英女性歌手エイミー・ワインハウスの…

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