中国が「アジアインフラ投資銀行」の設立を目指しています。
Q どんな銀行なのですか
A 中国の習近平国家主席が2013年10月に設立を提唱した国際金融機関です。英語名は「Asian Infrastructure Investment Bank」で、略称は「AIIB」です。幅広い国に出資を募り、鉄道や道路、発電所といったインフラの整備が必要な途上国や新興国にお金を貸し出します。
Q どれだけのお金を集めるのですか
A 資本金は当初計約500億ドル(約6兆円)で、中国が最大の出資国となって年内に設立する計画です。北京に本部を置き、初代総裁も中国が出すとみられます。
Q どういった国が参加するのですか
A 東南アジア諸国連合(ASEAN)の全10カ国やインド、中東諸国、中央アジア諸国に加え、英国やドイツ、フランス、イタリアなどの欧州各国も手を挙げています。創設メンバーとなるための申請期限とされた今年3月末までに参加を表明した国は40カ国を超え、最終的には50カ国・地域を超える見通しです。