≪株価は乱高下 終値は16円安の1566円≫
27日の東京株式市場で、大塚家具の株価が乱高下した。株主総会では創業家の親子が経営権をめぐって争ったが、長女の大塚久美子社長の続投が決まった直後の約3分間で227円も値が動いた。終値は前日比16円安の1566円だった。
寄り付きから上昇し、午前は高値圏で推移した。午後1時すぎに社長の続投と会長の退任を求める会社提案が可決されると、1523円から1750円まで激しく値が動いた。
その後は材料が出尽くしたとの見方から利益確定の売りが広がり、取引終了にかけて前日終値を下回った。市場関係者は「日経平均株価が午後に急落するなど、相場全体の動きも影響した」と指摘している。(SANKEI EXPRESS)