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同性パートナー条例 自民から異議 (1/3ページ)

2015.3.3 14:05

同性カップルの証明制度について説明する渋谷区の桑原敏武区長=2015年2月12日、東京・渋谷区役所(共同)

同性カップルの証明制度について説明する渋谷区の桑原敏武区長=2015年2月12日、東京・渋谷区役所(共同)【拡大】

 【安倍政権考】

 東京都渋谷区(桑原敏武区長)が同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を提出することに、政府・自民党から異議が相次いでいる。「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し…」としている憲法24条に反しかねないのが理由だが、この動きは他の自治体にも波及。思わぬところから憲法論議に火が付いた格好で、地方分権のあり方も問われそうだ。

 渋谷区 全国初の試み

 桑原氏(79)がこの条例案を発表したのは2月12日。「多様性のある社会をつくることが活力を生む。渋谷区からの発信が国を変えていくかもしれない」と語った。同性同士をパートナーとして証明するこの制度。条例案は3月区議会に提出する予定で、全国初の試みだ。

 対象は区内に住む20歳以上の同性カップル。同性カップルがアパートの入居や病院での面会を、家族ではないことを理由に断られるケースがあるのを踏まえた。法的拘束力はないが、区は不動産業者や病院などに、証明書をもつ同性カップルを夫婦と同等に扱うよう求める方針だ。

「地方分権で国家分裂」

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