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忘却からよみがえった楽曲たち 「四季」とバロック音楽 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」4月号 (1/3ページ)

2015.2.25 16:30

「四季」で日本人をバロック音楽に誘ったイ・ムジチ合奏団。(C)Tommy_Della_Frana

「四季」で日本人をバロック音楽に誘ったイ・ムジチ合奏団。(C)Tommy_Della_Frana【拡大】

  • 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」4月号

 「四季」や「G線上のアリア」、「オンブラ・マイ・フ」などの名曲を一度は耳にしたことがあるはず。月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック4月号」は「『四季』とバロック音楽 ヴィヴァルディ バッハ ヘンデル」を特集、バロック音楽の魅力を探っている。

 ヴィヴァルディのバイオリン協奏曲集「四季」は、1725年に出版された「和声と創意への試み」と題する作品8の第1曲から第4曲までの4曲。「春」「夏」「秋」「冬」と標題があり、それぞれは3楽章で、ソネット(14行詩)が付けられている。

 「春」の詩の冒頭は「春が来た。小鳥たちはうれしそうに歌い、春にあいさつする。西風のやさしい息吹に、泉はやさしくざわめきながら流れ出す」。イタリアと日本の季節感の違いはあるが、確かに四季を感じさせるメロディーが日本人をとりこにした。

 自分流のおもしろさ

 日本でバロック音楽に目を向けるようになったきっかけの一つが「四季」の流行。イタリアのイ・ムジチ合奏団は1955年にはじめて「四季」を録音。同じ時期にカール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管も録音している。

ペルシャ王クセルクセス1世が歌うアリア

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