先日、事件以降初の「シャルリー・エブド」紙が発行されました。今まで公称6万部、実売3万部の決して国民のマジョリティーから支持されていたとは言いがたい存在だったこの新聞は、事件によって世界中から注目されることになり、今回は当初300万部印刷されましたが、それでも売り切れてしまい、海外向けも含めて700万部に増刷する方針だそうです。
街のキオスクの長蛇の列に私は少し違和感を持ちました。私自身、今まで毎週この新聞を購入していた人を2人しか知りません。最新号でも彼らは以前と変わらない「風刺精神」を貫いています。
《彼らが正しいのか? そうでないのか?》
彼らは妥協も迎合もせず、自分たちの「自由」思想を貫くことを選択しました。
11日には、各国の要人も参加した史上最大級ともいえる370万人もの参加者が「私はシャルリー」を合言葉に、反テロと犠牲者追悼を掲げる集会をしました。
それに対してシャルリー・エブド紙のジャーナリストは「いきなりたくさんの友達ができることに違和感を覚える」とのコメントを述べ、またまた彼らの精神を披露しました。