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響き合う音と映像「大友良英 音楽と美術のあいだ」 (1/3ページ)

2015.1.5 11:00

「quartets」(2008年)。写真提供:山口情報芸術センター。[YCAM]制作:大友良英+木村友紀+ベネディクト・ドリュー+平川紀道+石川高+一楽儀光+ジム・オルーク+カヒミ・カリィ+Sachiko_M+アクセル・ドゥナー+マーティン・ブランドルマイヤー共同開発:YCAM_InterLab

「quartets」(2008年)。写真提供:山口情報芸術センター。[YCAM]制作:大友良英+木村友紀+ベネディクト・ドリュー+平川紀道+石川高+一楽儀光+ジム・オルーク+カヒミ・カリィ+Sachiko_M+アクセル・ドゥナー+マーティン・ブランドルマイヤー共同開発:YCAM_InterLab【拡大】

  • 即興からポピュラーまで幅広い音楽に関わる大友良英さん(佐藤類さん撮影、提供写真)
  • 「quartets」(2008年)演奏者の映像(山口情報芸術センター_[YCAM]提供)

 【アートクルーズ】

 即興からポピュラーまで幅広い音楽に関わる大友良英が、音楽と美術両ジャンルの融合に挑んだ作品「音楽と美術のあいだ」が、NTTインターコミュニケーション・センター(東京都新宿区)で公開されている。8人の演奏者の即興演奏と不思議な映像が響き合い、自然や宇宙さえ感じさせる独特な空間を生み出している。音楽とは何か、美術とは何かを改めて考えさせる内容だ。

 展覧会は、2008年に山口県の山口情報芸術センターで展示された「quartets」と、階段にスピーカーを設置して大友のギター演奏を聞かせる「guitar solos 1」から構成されている。とくにquartetsは山口県での公開後、再公開を求める要望が出ていた。都内で公開するのは初めてとなる。

 quartetsでは、暗く広い部屋の中央にサイコロ状の白い箱が設置されている。その4つの側面には、演奏者のシルエットが映し出される。4つの側面に対面する部屋の壁面には、水面や水滴、地面、炭、油面などの映像が映し出されている。

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