鶴岡八幡宮から由比ガ浜海岸まで真っすぐに伸びる若宮大路は全長約1.8キロ。鎌倉の中心軸と言ってもいいだろう。このうち八幡宮前の三の鳥居とJR鎌倉駅に近い二の鳥居の間の約500メートルは、道路の中央部に一段、高くなった参道があり、段葛(だんかずら)と呼ばれている。桜並木の参道が真ん中にあって、その両側が車道になっているというちょっと変わった構造だ。
こんなことはいちいち説明しなくても分かっていますよ、という方も多いでしょうね。鎌倉を訪れたことがある人なら誰でもとまでは言わないまでも、大方の人が通る道である(と思う)。
その段葛の大がかりな整備工事が11月から始まった。大きなこま犬に守られた二の鳥居の前にも工事用の柵が設けられ、残念ながら竣工(しゅんこう)予定の2016年3月31日まで通行はできないようだ=写真。
鶴岡八幡宮の公式サイトに段葛の由来と整備工事の趣旨が掲載されている。