【トレンドを着こなそう!】Vol.15
風がだんだん冷たくなり、コートが恋しくなる季節になりました。「今年はコートが主役です」と東京・松屋銀座の東京生活研究所のファッションディレクター、関本美弥子さん。素材は昨年から復権してきたウールなどに加えて、定番だったダウンでも色、柄、デザインをさまざまに組み合わせ、「これまでとちょっと違う新しさ」を演出したコートがそろっています。
ゴージャス、フェミニン
まずはミリーのフェイクファーのコート。白地に銀のスパンコールでアクセントをつけた、ドレス風のゴージャス感が楽しめる。白は今年の春夏シーズンから注目度がアップ。関本さんは「本物のファーは高価なので、フェイクで楽しみましょう。ポリエステル素材で軽く、デニムの上にカジュアルに着ても素敵です」と話す。
タロウホリウチは、背中のバラのアップリケがスタジアムジャンパーを連想させる。首回りと裾の一部にリブ編みを使用。「今年の秋冬の『ニット復権』の一例ですね。人気が根強いスポーティー感を、フェミニンに着こなすのもポイントです」(関本さん)