オーストラリア南東部に位置する第2の都市メルボルン。19世紀のイギリスの面影を残した歴史的建造物とファッショナブルで現代的な建物が融合した街並みに、緑豊かな公園が点在し、別名「ガーデンシティ」とも呼ばれる。イギリスの経済誌エコノミストの調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた「世界で最も住みやすい都市」ランキングでは2011年から4年連続1位を獲得した街だ。
日本からは東京(成田空港)-メルボルン(タラマリン空港)を結ぶ直行便がジェットスター航空により週4便運航され、約10時間ほどで行くことができる。
メルボルンの中心街を歩くとまず目につくのがトラムと呼ばれる路面電車だ。街中に網の目のように張り巡らされたトラムは市民の主要な足。一見最新式のバスのように見える車両や、額に入った写真がまるで車体に架けられたようなラッピングが施された車両などさまざまなトラムが行き交う。
そんな中でもレトロな雰囲気の車両に行き先表示が「CITY CIRCLE」とあるトラムは、中心市街地の外周を巡回する無料のトラム。ありがたいことに観光客でも気軽に利用することができ、人気のトラムだ。