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米大統領、イラク限定空爆を決断 (2/5ページ)

2014.8.9 07:30

  • イラク・首都バグダッド
  • イラク北部クルド人自治区アルビン
  • イラクをめぐる隣国の構図=2014年6月25日現在
  • イラク各勢力の分布=2014年6月18日現在
  • イスラム過激派「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」の活動範囲=2014年6月13日現在、※ワシントン・ポスト紙による
  • イラクの民間人死者数の推移、※2014年は3月まで、暫定値含む。NGO法人「イラク・ボディー・カウント」による

 シンジャールでは、クルド族の少数派ヤジド派の住民が山頂に追い詰められて孤立。十分な食料や飲料水もなく、子供40人が高温と脱水症状のために死亡しており、米政権は輸送機3機で8000食分の支援物資を投下した。

 オバマ大統領が空爆を承認したのは、一義的に「米国人の安全確保と人道目的」という理由からだ。これまでのイラク支援策は奏功しておらず、外交・安全保障政策に対する国内外の不満は高まるばかりで、失墜した「指導力」を取り戻す狙いもあるとみられる。

 「米国人を守り、大量虐殺を防ぐことは米軍最高司令官としての責任だ。ただ、米国がイラクに再び引き込まれることは許さない」

 ホワイトハウスで声明を読み上げたオバマ大統領は、こう強調した。本音ではいかなる軍事介入も避けたい大統領にとって、苦渋の決断だったといえる。

米国民の6割不満

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