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早めに治すべき糖尿病 大和田潔 (1/2ページ)

2014.8.4 10:55

 【青信号で今週も】

 クリニックにも取材にいらしたことのある森永卓郎さん(57)が、「『糖尿病』の恐怖…悔しがる森永卓郎さん 合併症で多大な医療費負担」(産経デジタル2013年7月24日付)で、興味深いお話をされています。「足にできた傷がなかなか治らなかった。病院を受診すると、糖尿病と診断」され、「自分が糖尿病になるなんて考えたこともなかった」とのこと。また、人々に倹約生活を勧めながらも「医療費は毎月の固定費で節約できない。もっと早く病気の怖さや経済的負担が大きいことに気づけばよかった」と述べている、という記事です。

 この記載には、サイレントキラーである糖尿病の恐ろしさと、現実が凝縮されています。糖尿病は発症時にはほとんど無症状です。人間は、痛みやつらさがあると、それを何とかしようと治療に進みます。それに対して、症状がない場合は、放置しがちです。

 職場の健康診断で「血糖値が高めで、糖尿病になりかかっているので注意しましょう」と言われた方も多いでしょう。実際そういった人の中で、食事に気を付け、運動を習慣づけられる人はごくわずかです。人間は、不都合なものは見たくなかったり、先延ばししたりする傾向を持っています。

合併症を十分に予防できる医療はまだ実現できていない

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