「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」などスマートフォンゲームのプレーヤーの経験値を上げたアカウント(利用資格)の売買がインターネットオークションで横行している。高い能力を持つキャラクターやアイテム(道具)を入手する時間や労力を省くためとみられるが、「リアルマネートレード」と呼ばれるデータ売買はゲーム運営会社が禁止している上、「落札したのに、利用できない」といったトラブルも続出している。
スマホゲームで不正
大手オークションサイトでは、パズドラの他「クイズRPG魔法使いと黒猫のウィズ」「モンスターストライク」といった人気ゲームのアカウントが約2000も出品され、入札価格が数万円以上になっているものも。「有用モンスター超多数」「不正行為一切なし」などと購買意欲を刺激する書き込みも添えられている。
希少アイテムが使用できるアカウントが売買される背景には、そのアイテムを入手することの難しさがある。手に入れるためには長時間遊んでゲームに上達するか、代金を支払って「ガチャ」などと呼ばれる電子くじを引く必要がある。