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【まぜこぜエクスプレス】Vol.15 震災乗り越え、絵で人を笑顔に (1/4ページ)

2014.7.9 10:40

六本木ヒルズumuでのアート展「つながる。それから?」で展示された作品を前にポーズをとる塗敦子(ぬり・あつこ)さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづるさん=2014年5月10日、東京都港区(山下元気さん撮影)

六本木ヒルズumuでのアート展「つながる。それから?」で展示された作品を前にポーズをとる塗敦子(ぬり・あつこ)さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづるさん=2014年5月10日、東京都港区(山下元気さん撮影)【拡大】

  • 人気のアーティスト、塗敦子(ぬり・あつこ)さんの作品。即興で描いてくれた東京タワーの絵。(C)塗敦子
  • 宮城県仙台市

 キュートでポップな画風が人気のアーティスト、塗敦子(ぬり・あつこ)さん。彼女が活動する宮城県仙台市の通所型福祉施設「こぶし」は、東日本大震災で被害を受け、2013年に再建された。ようやく日常を取り戻した彼女の作品展示販売会が、東京都港区のレストラン「元麻布東郷」で開催されている。

 出会いは2011年夏

 塗さんの作品と出会ったのは2011年。東日本大震災のあった年の夏だった。

 その年の3月末に、私は障がいのある人のアートチャリティー展『よりそう』を立ち上げ、東京や広島など、そして被災地では福島のいわき、宮城の石巻、仙台で開催した。

 仙台のデパートで展示準備中、ある美術家に声をかけられたのだ。「地元、仙台にも素晴らしい絵を描く女性がいますよ」と。

 聞けば、塗さんは知的障がいのある人の自立を目的にした社会福祉法人「仙台市手をつなぐ育成会」が運営する「こぶし」に通いアート活動をしていたが、震災で施設は全壊。彼女の作品を収めていた段ボールも棚から飛び出した物品の山に埋もれてしまっていた。

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