□映画「ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂」
1953年のエベレスト初登頂から60周年を迎えることを記念して「ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂」(リアン・プーリー監督兼脚本)が製作された。エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイが初登頂に成功するまでの試練にスポットをあて、当時のアーカイブ映像や本人のインタビューを交え、3Dによる再現ドラマとして描き出した。90年、34歳のときに自身も初登頂に成功したというエドモンドの長男、ピーター氏(59)が作品のプロモーションで来日し、「観客が『自分もエベレストに登っている』と体感できるならば3Dが一番だと思った。360度の壮大な景色を見たような体験ができますよ」と胸を張った。
父の影響大きい
各国の登山隊がエベレスト初登頂を目指すなか、陸軍大佐、ジョン・ハント(ジョン・ライト)が率いる300人を超える英国遠征隊も8848メートルの頂を目指していた。第1次アタック隊は体力を使い果たし、登頂を断念。次に出発したのがヒラリーとノルゲイの第2次アタック隊だが、自然は容赦なく彼らに試練を与える。