【美のカリスマ IKKOのちょっといい話 聞きたい?】
じめじめした日が続いていますね。雨の多いこの季節は、おうちに籠もって読書やDVD鑑賞を楽しむ方も多いのでは。私もその一人。自宅で大好きな作品を見るのが、最高のリラックスタイムです。今日は、これまで私の心を揺さぶってきた映像作品たちのお話をさせてください。
究極の愛に思うこと
私は若い頃から映画が大好きでした。上京したばかりの頃は、修業していた美容院の近くに映画館があって、3本立てで上映していました。少しでも時間があれば、必ずそこへ通っていましたね。
その頃に見て涙が止まらなかった映画といえば、『イエスタディ』(ラリー・J・ケント監督)。ベトナム戦争を背景にした青春ラブストーリーです。詳しいあらすじはこれから見る人のために控えますが、相手に対する究極の愛が描かれています。相手を思うからこそのある選択…「自分だったら、ここまでできるだろうか」と深く考えさせられました。
『トーチソング・トリロジー』(ポール・ボガート監督)はニューヨークのゲイバーで働く青年が主人公です。幼少期からの家族との葛藤や、愛する者との別れ。愛の形を深く描いて、何度見ても胸をギュッと締め付けられます。