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【まぜこぜエクスプレス】Vol.11 光の当たらない人が主役 映画通じ生きづらさを考える (2/3ページ)

2014.6.11 11:35

映画「幸せのバランス」のポスターを前に、豪放磊落に話す比嘉セツさん(左)と東ちづる(山下元気さん撮影)

映画「幸せのバランス」のポスターを前に、豪放磊落に話す比嘉セツさん(左)と東ちづる(山下元気さん撮影)【拡大】

 その後も彼女は市井の人々を描いた映画を配給し続けている。タンゴも恋愛も出てこないアルゼンチン映画『今夜、列車は走る』では失業した鉄道員たちと家族が描かれ、サッカーもカーニバルも出てこないブラジル映画『聖者の午後』はニートの30代が主役だ。

 もう一度見たくなる

 「ステレオタイプの映画には興味がない。光が当たらない人たちに興味があるから」と比嘉さんは語る。そして、「映画を配給するのは、日本に住んでいると私が生きづらくてしかたないから。だけど、神戸に両親もいるし、まだ日本を離れられない。アハハハー」と笑う。比嘉さんから「生きづらい」という言葉が出てきたのは意外だった。これまでケニアやキューバ、メキシコなど色んなところで生活経験がある。「好きなことしかしない」ときっぱり言う彼女でさえ、今の日本は自分らしく自由に生きていけない場所なのだ。

感じ取ろうとしない人がいることにビックリ

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