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ウクライナ大統領選 東部3市投票できず 親露派妨害 (1/4ページ)

2014.5.26 09:25

 ウクライナで5月25日、2月の政変でヤヌコビッチ前政権が崩壊したのに伴う繰り上げ大統領選の投票が行われた。政変で実権を握った親欧米派の暫定政権が一定の投票率を確保し、正統性を国内外に示せるかが焦点だ。東部のドネツク、ルガンスク両州では親ロシア派武装勢力による妨害行動が続き、両州の3市で投票が実施されなかった。

 世論調査では、外相なども務めた親欧米派の実業家、ペトロ・ポロシェンコ最高会議議員(48)がユーリヤ・ティモシェンコ元首相(53)ら他候補を大きく引き離している。ポロシェンコ氏が第1回投票で過半数を得票し、決選投票を待たずに勝利を決められるかが注視されている。投票は午後8時(日本時間26日午前2時)に締め切られ、即日開票される。

 ロシアが3月に併合した南部クリミア半島では今回、投票実施が見送られた。また、中央選管によると、東部ドネツク、ルガンスク両州の州都と、ドネツク州スラビャンスクの計3市には投票用紙を届けられず、投票が行われなかった。クリミア半島と東部2州の有権者は全体の約2割を占める。

投票所の大半閉鎖 「すでに表現の自由ない」

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