2014.4.10 09:40
調査委は3月14日の中間報告で、聞き取りを3回行ったと説明したが、小保方氏は不服申立書で「1回だけ」と反論。会見では中間報告以降、委員全員による聞き取りが同月(3月)23日の1回だけと説明。同席した弁護士は「正式なものとしては1回」と述べ、不十分との認識を強調した。
「再現協力したい」
「STAP細胞はあります」。会見では終始、憔悴(しょうすい)した表情だった小保方氏だが、STAP細胞の有無について聞かれると、強い調子でこう言い切った。
小保方氏は「これまで自分で200回以上(作製に)成功している」と説明。実験中に万能細胞の胚性幹細胞(ES細胞)が混入したのではないかとの指摘についても「研究室内にES細胞は一切なく、混入が起こりえない状況だった」ときっぱり否定した。
ただ、小保方氏自身による再現実験だけでは存否の証明は不可能。「第三者による実験にできるかぎり協力したい。もしこの先、研究者としての道があるなら期待に応える態度を示していきたい」と語った。