“メディアはメッセージである”。60年代にかの有名な『メディア論』を記したマーシャル・マクルーハンはそう言った。メディアはメッセージを伝える媒体であると同時に、メディアそのものがある種のメッセージであるという意味だそうだ。J-WAVEでは毎年、春のキャンペーンをやっているが、それは「入会キャンペーン」や「感謝キャンペーン」というような類のものではない。マクルーハンの影響ではないが、ある種のメッセージ・キャンペーンを行っている。「メディアとしてのあり方の提示」と「リスナーとの価値観の共有」を年度の初めに行っている。そんな気概だ。
今年のテーマは「TOKYO GOOD VIBRATION~トキメキとシゲキとヒラメキと~」。「J-WAVEはこの街の文化的な発信源」でありたいというメディアとしてのあり方と「東京という街の未知なるいいこと」をリスナーとともに共有していきたい、そんな願いを込めている。