今秋から来年にかけての秋冬ファッションのトレンドを占う2014~2015年秋冬のニューヨークコレクション(2月6~13日)が開かれました。スポーティーなテイストや、ブラック&ホワイトのモノトーンのトレンドは引き続いており、そこにレイヤード(重ね着)やファー素材などの秋冬らしいディテールがプラスされています。
注目ワードの1つ目は「レイヤード」です。タートルネックトップを用いた重ね着スタイルに注目です。シャツにコンパクトなポンチョを重ねたタクーンは、ビビッドな花柄が都会的なムードを引き立て、ニューヨークらしいスタイリング。また、タートルネックにトップスやドレスを重ねるスタイリングも目立ちました。日々のコーディネートにも取り入れやすく、トレンド感のある装いが完成します。
そして2つ目のポイントは毛足感のある素材です。フォックスやミンク、フェザー(水鳥の毛)など、バリエーションがとても豊富。華やかなカラーファーや、ストールをポイントにしたコーディネートなど、多彩な表現が見られました。ニットでもモヘアやシャギーなど、ふわふわした手触りの素材が多く登場。トップスだけでなくスカートなどにも用いられています。この春からトレンドとなっているセットアップ(同素材のトップスとボトムス)も、秋冬では柔らかなニット素材にアップデートされそうな予感です。