サイトマップ RSS

アフリカゾウ 「危険な人間」声で聞き分け 「マサイ族の男」に防衛反応 米で論文 (2/3ページ)

2014.3.13 09:25

  • ケニア・首都ナイロビ

 「おい、あっちを見ろ。ゾウの群れがくるぞ」。フランス通信(AFP)などによると、研究グループはケニアのアンボセリ国立公園で約2年間にわたり、こう話す人間の声をゾウに聞かせ続けた。47家族の数百頭を対象に毎日数時間、約50メートル離れた場所からスピーカーで声を流し反応を観察した。

 その結果、マサイ族の成人男性の声を聞くと、ゾウたちは一カ所に集まり、匂いを嗅ぎながら子供を守るようにして遠ざかっていった。一方、マサイ族の成人女性や子供のほか、農耕民族のカンバ族の成人男性が異なる言語で話す声には反応を示さなかった。一度、手違いでシャノン博士のアイポッドに入っていた英ロックバンド、ダイアー・ストレイツの曲を流してしまったことがあったが、それにも全く無反応だったという。

 こうした反応の違いは統計的に明確で、「危害を加えるグループと、そうではないグループを明確に区別している」と結論付けた。

象牙を狙う現代の密猟者からは逃げられず

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ