英国からの独立の是非を問うスコットランドの住民投票が9月18日に実施されるのを前に、映画「007」シリーズで英女王に忠誠を誓った秘密諜報部員ジェームス・ボンドの初代を演じた俳優のショーン・コネリーさん(83)が、英誌への寄稿で「独立への機会を見逃す手はないと信じる」とし、独立支持を表明した。スコットランド出身のコネリーさんは独立論者として知られるが、住民投票について意見表明するのは初めてだ。
D・ボウイさんに対抗
英ロック歌手のデビッド・ボウイさん(67)が2月の音楽賞授賞式で「スコットランドよ、共にいよう」と、英国残留を求めるメッセージを発表したのに対抗したとみられる。以前、3代目のボンドを演じたロジャー・ムーアさん(86)から独立運動を批判された際には沈黙を守っていたが、投票まで半年に迫るなか、看過できなかったようだ。