【本の話をしよう】
私は読み狂人。朝から晩まで読んで読んで読みまくった挙げ句、読みに狂いて黄泉の狂人に倒れたる者。そんな読み狂人が思うのは…、と言って、あ、また、思っていると思った。と言って、また思っていると思ったと、と思って、また、思ってると…(以下無限に続く)。なんつって、ははは、なにを言ってるのかわからんね。
手にてなすこと
なにが言いたいかというと、考えてみれば読み狂人が、こうして文章を書く場合、文章の最後に、と思った。という言葉がつくなあ、と思ったのである(ほらね)。
つまり、読み狂人は思ってばかりいるのである。そしてまた、読み狂人は、これは小説を書く場合に多いのだが、と、言った。という言葉も頻繁に使う。どんな感じか、ちょっとやってみると、吉岡は言った。「猿には猿の考えがあるのだ」と。みたいな感じである。