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ダイオウイカ続々 水温低下原因か 日本海沿岸の広範囲で水揚げ (1/3ページ)

2014.2.14 10:20

1月21日に鳥取県岩美郡岩美町で水揚げされたダイオウイカ=2014年(共同)

1月21日に鳥取県岩美郡岩美町で水揚げされたダイオウイカ=2014年(共同)【拡大】

  • ダイオウイカが水揚げされた場所=2014年1月、※新潟県柏崎市は足だけが漂着

 無脊椎動物では最大級で、深海に生息するダイオウイカがこの冬、日本海沿岸の広範囲で相次いで見つかり、各地の漁師から「これほど巨大なイカは見たことがない」と驚きの声が上がっている。専門家は「例年に比べ日本海の水温が低いため、より温かい海面近くに上がってきているのではないか」と分析する。

 8メートル級も

 今年最初に見つかったのは、富山湾の氷見漁港に1月4日水揚げされた個体。1月中は続いて(1月)8日、新潟・佐渡沖で定置網の中を泳いでいるのが発見され、(1月)19日には新潟県柏崎市の海岸でダイオウイカのものとみられる足が見つかった。

 さらに(1月)21日、鳥取県岩美町の港にも沖合で網に掛かった個体が揚がった。佐渡沖では、前回から1.5キロ離れたところで再び網に掛かり、2月11日に水揚げされた。

 氷見と佐渡の計3体は、いずれも体長3~4メートル。鳥取の個体は、餌を捕る「触腕」と呼ばれる最も長い足2本が切れていたが、残っていれば8メートル前後と推定される。

季節風で海岸近くに流された?

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