二山さんは4人きょうだいの末っ子。保育園で日本舞踊を習ったことで、踊りに興味を持った。小学1年のときにバレエに転向。小4から「白鳥バレエ学園」(本部・長野市)に通いだした。
学園は1965年に設立され、約500人の生徒が通う名門。二山さんは高校に入り、「本格的にやりたい」と学園に申し出て、実家近くの松本市の支部と本部の2つの教室に週6日間通うようになった。
学園の事務員、山口光子さんは「体の柔らかさがすごく、生徒の中で飛び抜けていた。しかも真摯(しんし)に努力する姿勢がすばらしい」と絶賛。最近はローザンヌに向けて深夜2時頃まで練習に励み、学園に泊まり込んで、学校に通うという生活だった。高校では食物科に通い、調理師免許の取得も考えているという。
前田さん「夢のよう」
2位となった横浜翠陵(すいりょう)高1年の前田さんは「最終審査に残っただけで夢のようだったので、まだ信じられません」と驚いた様子。担任の田原麻衣子教諭は「学校で見せる表情とは違い、りりしい顔つきで、笑顔も輝いていた」と喜んだ。