東京都知事選(2月9日投開票)の立候補者は告示後初の「選挙サンデー」となった1月26日、都内各地で街頭演説を行った。特定の話題をアピールする人、幅広いテーマで支持を求める人…。主な候補者4人の演説内容を追った。
舛添氏、経験を披露
「福祉はおまかせください!」。元厚生労働相の舛添要一氏(65)はこの日、日野市の京王線高幡不動駅前で行った街頭演説で、福祉政策を重点的に訴えた。
産経新聞社が(1月)23、24両日に実施した世論調査などでは、都民が最も重視する政策テーマは「少子高齢化や福祉」がトップの26.8%だった。これを念頭に置いたかのように序盤情勢でリードする舛添氏は厚労相時代や自らの子育て・介護の経験を披露。「待機児童が多いのが東京だ。知事にしてもらえれば4年間でゼロにする」とアピールした。
2020年東京五輪や災害対策も少し触れたが、告示日の「第一声」と同様、原発・エネルギー問題の言及はゼロだった。