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英王室も盗聴の標的に。英ニューズ紙、ウィリアム王子が結婚前のキャサリン妃の留守電メッセージまで盗聴… (2/3ページ)

2013.12.21 00:03

北アイルランドのベルファストで演劇を鑑賞するウィリアム王子(左)と結婚前のキャサリン妃、ケイト・ミドルトンさん。盗聴事件で廃刊となった英紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らの盗聴は王室にも及んでいた=2011年3月9日、英国(ロイター=共同)

北アイルランドのベルファストで演劇を鑑賞するウィリアム王子(左)と結婚前のキャサリン妃、ケイト・ミドルトンさん。盗聴事件で廃刊となった英紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドの記者らの盗聴は王室にも及んでいた=2011年3月9日、英国(ロイター=共同)【拡大】

  • 英国・首都ロンドン

 ウィリアム王子とキャサリン妃は11年4月に結婚したが、メッセージはいずれも結婚前のもので、例えばウィリアム王子が陸軍士官学校時代の06年1月26日には「ハイ、ベイビー。ごめんよ。ちょうど今、夜間訓練から戻ってきたところだよ」と呼びかけたあと「訓練基地内の森で人影を追いかけて走っていたら、ホントに恥ずかしいんだけど、待ち伏せしていた他の部隊から空包射撃を受けそうになったよ」などと告白。「翌日も訓練があると思うが、自分の携帯電話が持てるようになると思うんで、大胆なテキストメッセージを送るよ」と話したり、狩猟に行く計画を説明したりした。

 これらの内容を盗聴したグッドマン記者が当時の上司に電子メールで報告。グッドマン記者は盗聴内容をニューズ紙の名物コラムで紹介するなどした。

 また裁判では、ヘンリー王子の電話も盗聴されていたことが発覚した。

 王子が弟のヘンリー王子の当時のガールフレンド、チェルシー・デイビーさん(28)を装い、女性のような甲高い声で「私はチェルシーよ!」と呼びかけ「あなたがいなくてとても寂しいとだけ伝えたかったの。あなたは私がこれまで会った中でもっともハンサムな赤毛の人よ」などとふざけていた。

メディアに深い傷

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