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外れた目算 米への配慮通じず TPP 年内妥結断念 (1/4ページ)

2013.12.11 10:30

  • TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉で各国が対立する主なテーマ=2013年10月3日現在
  • 日本の主な貿易自由化交渉=2013年3月26日現在。※TPPとは環太平洋戦略的経済連携協定、※FTAとは自由貿易協定、※RCEP(アールセップ)とは域内包括的経済連携、※アジア広域FTAとは東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国が日中韓、インド、オーストラリア、ニュージーランドの周辺6カ国に参加を呼び掛けている自由貿易協定(FTA)、※EUとは欧州連合、※EPAとは経済連携協定
  • シンガポール・首都シンガポール

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は12月10日、交渉継続を宣言する共同声明を発表し閉幕した。関税全廃にこだわる米国の圧力に対し、日本側は農産物の「重要5分野」586品目のうち真に守るべき品目を選別し、そこは一歩も譲らない姿勢を貫いてきた。来年1月の次回閣僚会合に向け厳しい交渉は続く。

 首相出席演出も…

 「同じことばかり言い合って、対立点ばかり強調しても意味がない」

 閣僚会合の会場となったシンガポール市内のホテルの会議室。西村康稔(やすとし)内閣府副大臣は会合初日の(12月)7日から参加12カ国の閣僚らであふれる室内で声を張り上げていた。

 日本政府は米国と歩調を合わせ「年内妥結」を目指してきた。米国と連携して一気に交渉をまとめ、日本の農産品の関税維持を図ろうとしたからだ。それだけに、妥結先送りは何としても避けたかった。そもそも日本は、交渉全体の空気を読めない米国を支えてきた面もある。

素知らぬ顔のマイケル・フロマンUSTR代表 関税全廃を要求

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