【Fashion Addict】
フランス語で「荒廃」を意味する「DEVASTEE(デヴァステ)」。フランス出身の若い2人が約10年前に立ち上げ、欧米で高い評価を得ているブランドの名前だ。モノトーンで織りなすデザインと、デザイナー自らが描くダークでファニーなイラストを融合した独特のファッションは、デビュー以来ヨーロッパを中心に注目を集めてきた。そのデヴァステがこの冬、セレクトショップ「VIA BUS STOP(ヴィア バス ストップ)」とのコラボレーションを実現。「DEVASTEE POUR MUSEUM(デヴァステ プール ミュージアム)」として、新たな世界を表現している。
のどかな農園や墓石、牛のおなかに浮かぶ笑顔のお化け…。ブランドを象徴するダークでユニークなイラストは、デザイナーの一人、フランソワ・アラリィさん(32)が、子供のころの記憶からインスピレーションを受けて描いたものだという。それらのイラストを、もう一人のデザイナー、オフェリー・クレールさん(31)が引いたパターンの洋服に落とし込んでいく。こうしてデヴァステの服はデザインされている。