グルメ充実、絶景も
名神高速道路下り線の大津SAにある複合商業施設「パヴァリエ びわ湖大津」(大津市)は、百貨店のような豊富な品ぞろえが評判だ。西日本高速道路が4月に開業した。
延べ床面積は約3000平方メートル。関西の豚まんの有名店「551蓬莱」や地元牧場の牛乳を使ったスイーツ店、土産物店などが入居し、レストランとフードコートでは近江牛の鉄板焼きといった人気料理を味わえる。3階の展望デッキからは琵琶湖や比叡山の景色を楽しめる。
施設を運営する近畿日本鉄道の担当者は「食事や買い物を目的に、百貨店のように時間をかけて過ごすお客が増えた」と話す。
民営化で2005年に発足した高速道路各社は、通行料金収入を借金返済や維持管理費などに充てなければならないため、SAやPAからの収益を重視している。魅力を高める取り組みは今後も広がり、ドライブの楽しみが一段と増えそうだ。(SANKEI EXPRESS)