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首脳盗聴は「スパイの基本」 「他国も同様の活動」 米情報機関トップ反論 (3/3ページ)

2013.10.31 00:08

 情報はフランスの情報機関がアフガニスタンなどの紛争地で収集したもので米仏間の交換プログラムに従って提供を受けたものだという。ワシントン・ポスト紙(電子版)は、フランスのフランソワ・オランド大統領(59)が報道を受け、オバマ米大統領に電話で抗議したことにいら立ちを感じているとする米当局者の話を紹介している。

 FTA頓挫を警告

 2人の弁明は明快だったが、米欧間の亀裂はますます広がろうとしている。欧州連合(EU)欧州委員会のビビアン・レディング副委員長(62)は29日、訪問先のワシントンで、米国が欧州市民の個人情報保護に真剣に取り組まなければ「EUとの自由貿易協定(FTA)交渉を簡単に頓挫させうる」と述べ、この問題が米国とEUのFTA交渉の行方に悪影響を与えかねないと警告した。

 米国と同盟国の信頼関係が揺らぐ事態を、ほくそ笑みながら眺めているのは誰か。米当局による情報収集問題を暴露したスノーデン容疑者は、米国を出国して香港に一時身を隠した後、現在はロシアに潜伏中だ。オバマ大統領は同盟国の首脳に対する情報収集活動の見直しを明言したが、同盟国との信頼関係を取り戻す道筋はみえてこない。(SANKEI EXPRESS


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