【Campus新聞】
約40分のファッションショーが終わり、グランプリ、金賞、銀賞の各賞が発表された。銀賞に選ばれたのは、文化学園大学の窪田麻紀さん(20)がデザインした「花かんざし」。金賞には文化学園大学大学院の宮崎ひさみさんの「帯留め」が選ばれた。
窪田さんの花かんざしは、日本の伝統工芸であるつまみ細工の技法を用いて作られたという。正絹の白いちりめんを花びらに使い、めしべの真珠は、染料を使って淡く染め、桜のような色合いを出した。宮崎さんの帯留めは、ティアラとしても使えるようなデザイン。「生命を育む海と響き合う存在」を表現したという。
和装ジュエリーが金賞と銀賞に輝いたが、最高賞のグランプリには洋装が選ばれた。文化学園大学の高木ゆりさん(20)のライオンをモチーフにしたワンピース。エレガントさに加えて、真珠のイメージからはかけ離れたアグレッシブで新鮮なデザインが特徴だ。
高木さんは、「パールの上品で美しい輝きに、百獣の王ライオンの持つ力強さを組み合わせ、新しい真珠の可能性を提案しました。今を生きる強く美しい女性の象徴をイメージしました」と、デザインの意図を説明してくれた。