国立公園局によると、2011年には約370万人が像を訪れ、経済効果は2億ドル(約200億円)。人件費など、1日当たりの像公開の運営経費は6万ドルに上るが、クオモ知事は記者会見で「われわれが失う(観光収入の)額とは比較にならない」と語り、負担への理解を求めた。
リバティー島で土産物店とレストランを経営するブラッドフォード・ヒルさんは「首都ワシントンの(予算をめぐる)停滞に終わりが見えない中、州が肩代わりしてくれて心強いよ」と話した。
西部アリゾナ州の観光名所、グランドキャニオン国立公園も同様に閉鎖されていたが、12日に地元州の経費負担で観光が再開した。
自由の女神像は米国の独立100周年を記念してフランスから贈られ、1886年に完成した。(共同/SANKEI EXPRESS)