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“宮崎駿流”アニメ製作に限界? 「引退」世界に波紋 (2/3ページ)

2013.9.3 10:00

 「映画監督はスポンサーが付かなくなるなど、自然に引退する例がほとんど。『最後のつもりで』と製作に臨む人はいるが、引退を明言する監督は聞いたことがない」

 映画評論家の佐藤忠男氏(82)はこう話す。

 アニメ評論家の氷川竜介氏(55)も「アニメ監督を含めたクリエイターは生涯現役が基本」とする一方、「スタジオジブリは実質的に宮崎さんの個人工房。仕事に年齢的な限界があったのでは」と推測する。

 氷川氏によると、アニメの作画の細部は、監督がスタッフに指示して製作するのが普通だ。だが、宮崎監督は膨大な絵コンテ、原画の核となる部分を自ら手書きし、出来上がった作品の表情一つも自身で直すこだわりを貫いてきた。

 映像研究家の叶精二さん(48)は「50代でもありえない奇跡に近い仕事ぶり。いつ引退してもおかしくはないと思っていた」と激務をおもんばかった。

「引退表明も宮崎さんなりの何かの表現なのかもしれない」

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