サイトマップ RSS

「高層ビルの呪い」中国経済を襲う? 不動産バブル限界、安全性も疑問 (1/4ページ)

2013.8.16 12:00

上海市の国際金融センター地区で8月初めに、まず高さ580メートルの本体構造が完成した高層ビル「上海中心大厦」(左)。中央は「金茂大厦」(421メートル)、その右隣が「上海環球金融センター」(492メートル)=8月11日、中国・上海市(河崎真澄撮影)

上海市の国際金融センター地区で8月初めに、まず高さ580メートルの本体構造が完成した高層ビル「上海中心大厦」(左)。中央は「金茂大厦」(421メートル)、その右隣が「上海環球金融センター」(492メートル)=8月11日、中国・上海市(河崎真澄撮影)【拡大】

  • 中国・上海市

 【国際情勢分析】

 高層ビルが建設されると、そこに経済不況が訪れる「高層ビルの呪い(skyscraper curse)」と呼ばれる歴史的なジンクスがある。

 ニューヨークで1931年に完成したエンパイアステートビル(443メートル)は29年からの世界恐慌、98年に完成したマレーシアのペトロナス・ツインタワー(452メートル)は97年からのアジア通貨危機にタイミングが重なる。森ビルが上海に建設した中国一の高さの上海環球金融センター(492メートル)も2008年の完成直後、米国発のリーマン・ショックに見舞われた。

 バベルの塔をほうふつ

 だが上海ではいま、間もなく次の「呪い」が襲ってくるのではないか、との懸念が広がっている。上海環球金融センターの隣に、竜が空に昇る姿をイメージした外観の高層ビル「上海中心大厦」が建設されているからだ。8月初めに高さ580メートルの本体構造の建設が完了。アンテナなどの付属物を含む最終的な高さが632メートルと、上海環球金融センターを大幅に超える計画で、15年にも完成予定だ。

「影の銀行」が一気に不良債権として顕在化すれば…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ