お金で損する人・得する人

証券の次は銀行 銀行口座のマイナンバー連携で始まる税務調査 (3/3ページ)

高橋成壽
高橋成壽

 生活保護の申請において、申請以外の口座に資金が預金されていたら困るでしょう。昔は、偽名での口座開設ができた銀行があるらしく、永久にマイナンバーがつけられない口座が残ることが判明したら困るでしょう。口座の名義を貸して何かの利益を得ている人は困るでしょう。

 銀行口座とマイナンバーが紐付けば、税務調査の行き先に困ることは無くなりそうです。一般の人たちは困ることが無いばかりか、健康保険、介護保険、公的年金の状況が改善するならば、マイナンバー紐付けは望むべきもので、早期実現すべきではないでしょうか。

高橋成壽(たかはし・なるひさ)
高橋成壽(たかはし・なるひさ) ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
寿FPコンサルティング株式会社代表取締役
1978年生まれ。神奈川県出身。慶応義塾大学総合政策学部卒。金融業界での実務経験を経て2007年にFP会社「寿コンサルティング」を設立。顧客は上場企業の経営者からシングルマザーまで幅広い。専門家ネットワークを活用し、お金に困らない仕組みづくりと豊かな人生設計の提供に励む。著書に「ダンナの遺産を子どもに相続させないで」(廣済堂出版)。無料のFP相談を提供する「ライフプランの窓口」では事務局を務める。

【お金で損する人・得する人】は、FPなどお金のプロたちが、将来後悔しないため、制度に“搾取”されないため知っておきたいお金に関わるノウハウをわかりやすく解説する連載コラムです。アーカイブはこちら

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