オンライン授業 やってみたらどうなった?
オンライン授業やオンライン学習について、私の身近な人々、そして私自身の体験をいくつかご紹介します。
「自宅でインドのアメリカンスクールに通う」K君
小学3年生の甥っ子K君はインドのデリーに住んでいて、現地のアメリカンスクールに通っています(現在は日本に一時帰国中)。インドでは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため2月から外出禁止令がでています。現地のアメリカンスクールは外出禁止令が出た直後からオンライン学習に全面的に切り替えました。使っているアプリはSeesawのほかZoomやYouTubeなどです。
オンラインでのライブ授業はインドにいるアメリカ人の担任が主導します。フランスに帰った生徒、イスラエルに帰った生徒、インドに残った生徒など、文字通り世界中から参加しています。一つの学級をいくつのチームに分けて、4~5人の少人数にしています。参加している場所は世界中ですが、少人数クラスにすることで、各生徒の発言の機会を増やしています。
写真はK君の学習風景です。「なぜそこ?」とK君には問いたいですが(笑)ここで勉強しているときは、リラックスして集中力が続くそうです。「リラックスして学ぶ」ことも自宅でのオンライン学習を成功させるポイントです。K君のやり方が「お勧めです」とはいえませんが、家で集中できる環境をそれぞれが模索して、自分にとってのベストな環境を見つけられるとよいですね。
パパはオンライン会議、子どもはオンライン授業
下の写真はGGISに通う生徒の自宅での模様です。A子ちゃんの向こうに写る男性がそのお父さんです。A子ちゃんのお父さんやお母さんはテレワークで在宅勤務するようになり、パソコンやタブレットなどに向かって会議や作業をする機会が増えました。「パパやママと同じことがしたい」というのは、どの時代にも共通する子どもの思いですね。一緒に机に向かってお父さん・お母さんはWork From Home(自宅でお仕事)、子どもはStudy from Home(家から学び)です。
余談ですが、A子ちゃんは家でもGGISの制服・活動着である赤いTシャツを着ています。A子ちゃんが「着たい」と言ったそうです。学校で学んでいる状態に近づけたいためでしょうか。本人なりに考えて自分が学びやすい環境を自分で考えて作る。これこそが本当に必要な学びだと思います。
私の友人の旦那様は、室内着や私服だと家で仕事をするにも気合が入らないため、オンライン会議がない場合もスーツに着替えてリビングで仕事をしているそうです。これもやる気を出すための工夫ですね。
お兄ちゃんがヘルプ 家族でできることを
S家は、ママ・パパ、長男(小学生)、長女(GGISの年長さん)、次男(1歳)の5人家族。長男T君は日本のインターナショナルスクールに通っていますが…なんと8月中旬まで学校がありません。T君の学校でもSeesawを使っているため、妹HちゃんがGGISのオンライン授業に取り組む際に、手伝ってくれるそうです! パパとママは交代で1歳の次男を見ながら仕事をしています。家族一丸となっている姿に、とても勇気づけられました。