今年も受験シーズンが幕を開けた。今、社会で活躍しているビジネスパーソンはどんな思いで大学受験を振り返るのだろうか。人材サービス大手、パーソルキャリアが調査した。
パーソルキャリアは、「大学受験の思い出」を探るべく、首都圏の会社勤めのビジネスパーソンで、「大学受験の経験がある」と答えた男女計610人を対象にインターネット調査を実施。年収1000万円~1100万円未満の30~50代を「1000万円プレーヤー」、 400万円~500万円未満の20代~40代を「平均年収層」とみなし、それぞれ342人と268人の回答をまとめて比較した。
1000万円プレーヤーの6割以上「ポジティブな思い出」
「大学受験は、あなたにとってどのような思い出ですか」。こう聞いたところ、平均年収層では「ポジティブ」な思い出と回答した人が半数程度(52.5%)だったのに対し、1000万円プレーヤーでは6割以上(66.5%)という結果になった。苦労の多い大学受験だが、1000万円プレーヤーの方がポジティブに捉えている人が多いことがわかった。
浪人経験の有無については、1000万円プレーヤーの約4割(36.8%)が「ある」と回答した。平均年収層は3割以下(24.6%)で、1000万円プレーヤーの方が浪人経験者の割合が多かった。
受験前のゲン担ぎや勝負メシはどうだったのか。1000万円プレーヤーのゲン担ぎの主な内容は以下の通りだった。
- ネガティブな妄想をしない。
- 必ず上を向いてから試験に取りかかった。
- やると決めたことはなにがなんでもやりきると言い聞かせる。
- わざと小さな失敗をしておく。
平均年収層はどうか。
- 同じ鉛筆を使う。
- お参りをしてから会場に行く。
- お守りを持っていく。
- 試験がうまくいった日と 同じ服を着る。
- 靴を右から履く。
- 決まった音楽を聴く。
1000万円プレーヤーは試験に向けて気持ちを盛り上げていたことがうかがえる。
勝負メシは「とんかつ」「カツ丼」
勝負メシの内容については、年収に関係なく「とんかつ」や「カツ丼」が大半を占めた。