まさに「CAのここだけの話」! 少し専門的な話になりますが、私たち客室乗務員はその日の自分の管轄エリアが決まっています。飛行機の前方なのか後方なのか、通路左側なのか右側なのか…もちろん乗務中に、「私は後ろの担当だから前のお客さまは関係ないわ」なんてことは絶対にしませんが、お客さまの搭乗・降機の際には自分の管轄エリアを中心に働いている場合が多いのです。
例えば飛行機の通路左側の座席のお客さまが、せっかく連絡先を渡そうと思ってもお目当ての乗務員が通路右側の担当だった場合、お降りになる際に声をかけられない…ということも起こりうるのです。
ですので、降機の際はお目当ての乗務員がどこに立っているかをしっかり確認した上で連絡先を渡してくださいね。どうしても直接渡せなかった場合は、別の乗務員に託すのも一つの手ですよ。
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いかがでしたでしょうか。以上がわれわれ客室乗務員が実際に体験したものの中で多くを占める3パターンでした。
他のパターンとしては、ギャレー(客室乗務員がお食事などを準備する場所)に来て直接連絡先を渡されるお客さまもいらっしゃったようですよ。また、話のきっかけとしては「○○に旅行に行くの今回が初めてなんですよ。どこかオススメのところはありますか?」なーんて話題で声をかけると自然で良いかもしれませんね。
次のフライトのときは、名刺または小さなメモをポケットに忍ばせて搭乗してみてはいかがでしょうか?
【CAのここだけの話♪】はエアソルに登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。隔週月曜日掲載。エアソルはPR、商品開発、通訳、現地リサーチ、ライター業務等、現役CAの特性を活かせるお仕事を副業としてご紹介しています。